若手プロセスケミストのBocです。
今日は私が入社してから1年目の頃に実際に勉強したこと、やっておけばよかったなーというものを集めました。
学生の頃にプロセスケミストとしての勉強をしている人はほとんどいません。
これだけやればスタートダッシュとしては上々です。
ICHガイドライン
薬を作るうえでの守るべきルールのようなものです。これを避けてプロセスケミストは名乗れません。
大きくQuality,Safety,Efficacy,Multidiscipilinaryの4つに分かれています。
たくさんありすぎて心がおれそうですが、最初はM7、Q11辺りから読むことをお勧めします。
下のリンクからガイドラインの内容も見れますので、参考にしてください。
Quality:品質 (品質に関するガイドライン) | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)
Multidisciplinary:複合領域 (品質・安全性・有効性の複数領域に関わるガイドライン) | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)
以下にサクラミル原薬モックを載せておきます。ICH Q8-10を題材に書かれており、初学者が雰囲気をつかむにはもってこいです。できれば就活前に知りたかった……
SOP教育
社内ルールみたいなものです。このルールを破ると処理が非常に面倒です。まずはこれを頭に叩き込んでください。
分量が多いため入社して一番最初の難関かもしれません。気張っていきましょう。
メールの書き方
上司、同僚、取引先…どんなふうに書けば失礼に当たらないか、不適切な言葉を使っていないか、戦々恐々としていたのは記憶に新しいです……
そんなあなたに朗報です!なんとググるといろいろなお手本が出てきます!安心ですね!!
メールは可能な限り即レス、返事を保留するときもその旨を返信することがベターです。
メモを取る
最初は分からないことばかりなのは当たり前です。
人事異動や転職などで環境が変わればどんな社会人歴が長くても学ぶことからスタートです。
その場でわからなくてもとにかくメモする!そして調べる・先輩に聞く!
忘れないように何でもメモする!1日1回は見直す癖をつける!
英語の勉強
特にコメントはないです。一緒に頑張りましょう()
社内リンクは覚える
これができると仕事のスピードが段違いです。
代替過去データや資料は共有フォルダに入っているので、どこに何が入っているか覚えておけば、分からないこと・確認したいことも後から自分一人で確認できます。
ショートカットキー専用フォルダを作っておきましょう。
あと、メールに資料を添付して送る際にも、資料そのものを添付するのではなくメールに社内フォルダのショートカットキー(ハイパーリンク)を添付するほうが喜ばれます
危険物取扱者甲種
なぜかプロセスケミストは取りがちな資格です。早めにとっておきましょう。
会社で資格取得の補助がでるケースもあるため、確認してみてください。
各種資格
個人的におすすめなのがQC検定、統計検定、技術士などです。
QC検定、統計検定を学ぶうえで、品質管理とは何か?品質管理戦略の立て方の基本とは?などを学べると思います。
技術士は理系専門職として国が認める最高位の資格です。非常に難易度が高いので、取得すると周りと差が付きます。
以上です。
いろいろ書きましたが、分野を問わず貴方が興味を持ったことを突き詰めるのがあなたの今後の大きな翼となります。例えばITやAIを学びたいならそれも一つの正解です。この記事が挑戦の一つの道標となれば幸いです。
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